乳酸菌代謝物質の有する能力

• 微生態製剤の分類

生菌、死菌、代謝物

微生物製剤の役割

まず、腸内の微生物と酵素のバランスを調整し、次に免疫機能を改善します。

微生物製剤の分類----生菌、死菌、代謝物

生菌

人体に有益な生理学的細菌を指す。有益な細菌によって産生された乳酸および酢酸。腸内のpH(注1)およびEh値(注2)を低下させることにより、内部の微小な環境を改善し、悪玉菌の増殖をブロックします。また、その代謝物質は人の体にとって栄養ともなります。  しかし、上記の役割を果たすためには、腸に到達する前に胃酸で死滅されず、腸内に「植え付ける」ことが重要となります。そうでないと、生菌は人体から排出され、その有効性が大幅に低下します。最新の研究データによると、試験管内の実験では善玉菌は人の腸内に定着するのが難しいと言う結果が出ています。

死菌（細菌成分を含む）

死菌が腸壁に付着して悪玉菌を撃退し、微生物学的なバランスを促進することが電子顕微鏡で観察されてます。死菌および酵素は人体に栄養を与えます。また、細菌の細胞壁 リポテイコ酸（LTA）(注1)および細胞壁ペプチドグリカン（PG）(注2)などの成分は、腸壁に付着し、腐敗菌を抑制。産生する発癌性毒素を減少させ、強力な免疫結合効果を有することで、パイエル板（腸のリンパ節）を活性化させ、多数の免疫細胞を産生します。死菌は安定した品質、高濃度であり、生きた細菌よりも安全で、抗生物質と同時に使用する事ができます。

代謝物質

培養後の細菌を除去するための培養液で、細菌の増殖および再生過程において、豊富な代謝物質並びに一部の細菌の破片(成分）を含みます。細菌によって分泌される酸性物質およびバクテリオシン(注1)は、有害な細菌に対する敵対作用および殺傷作用を有します。また、食品を分解した後に細菌によって代謝されるアミノ酸、合成ビタミン、人体に有用な酵素などは、人の体に直接栄養を与え、細菌成分のいくつかは、免疫促進効果を与えます。

(注1)バクテリオシンとは、大腸菌の生産するコリシンなど，細菌が生産するタンパク質性の抗菌物質。

複合乳酸菌代謝物質　ＪＫ－２１

乳酸菌代謝物質とは何ですか？

乳酸菌代謝物質は、私たちの健康にとって不可欠な栄養素です。それは私たちが生まれた後、乳酸菌によって毎日生産される物質で、腸内で生き続ける善玉菌です。カイコが桑の葉を食べて絹を吐く場合も同じですが、もともと絹はカイコや桑の葉には存在しません。カイコのみが桑の葉を食べてそのような物質を産生するのです。同様に、乳酸菌代謝物は、乳酸菌のみが産生する「物質」であり、小分子状態の栄養素で血液や組織細胞に速やかに吸収され、健康に有益な物質です。

乳酸菌代謝物質の成分

乳酸菌代謝物質は、高濃度のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、短鎖脂肪酸などの微量栄養素の集合体であり、１０００種類以上の糖類やタンパク質を含むことが確認されています（日本理化学研究所内物理化学研究所のガスクロマトグラフィーでの調査結果） 乳酸、酢酸、細胞外多糖類、乳酸菌、γ-アミノ酪酸などは、体の免疫および抗腫瘍の調節に特別な役割を果たします。

複合乳酸菌代謝物質の原理とメカニズム

日本の多くの有名大学の最新研究成果によって製造された人工腸内装置を用いたプロジェクトより、人の腸内に有益な２１種類の細菌を選択しました。（２１種類それぞれの細菌が特別な効果を有します）

なぜヨーグルトのようなプロバイオティクス(注1)を食べるのでは駄目なのですか？ また、どのようにすればそれを解決出来るのですか？

ヨーグルト１００グラム中の乳酸菌数は約１００億個。それに対して、腸内の細菌数は１００兆個以上存在し、たったの１００００分の１未満に過ぎません。また、ヨーグルト中の乳酸菌は生菌であるため、体内に取り入れられた乳酸菌は胃酸、胆汁により死滅してしまい、僅かに生き残った乳酸菌も、腸内の宿主菌群に異物と判断され、体外に速やかに排泄されれてしまい、殆ど腸内に定着することはありません。腸内の善玉菌によって受け入れられる唯一の「物質」は、乳酸菌が産生する代謝物質のみです。食生活の変化と老化に伴い我々の腸内の善玉菌はどんどん減少して行きます。そこで我々は乳酸菌が産生する代謝物質に着目し、乳酸菌代謝物質（善玉菌）量の問題を効果的に解決しました。

(注1)プロバイオティクス：口から摂取され、腸内フローラ(細菌叢)のバランスを改善することにより有益な作用をもたらす微生物のこと。

高濃縮複合微生態製剤　乳酸菌ＪＫ－５Ｇ

高濃縮複合微生物製剤の特徴

高濃縮複合微生物製剤は、特殊装置で培養された高純度且つ高温不活性化された乳酸から作られ（特許取得済み）、２１種類の複合乳酸菌発酵と免疫力の向上に特に効果を発揮する特殊乳酸菌球菌を１ｇ中に５兆個配合しております。また、細胞の細胞壁の主要物であり、免疫細胞（白血球）に強い活性化作用を促す非常に有効な免疫刺激物質である大量のリポテイコ酸（LTA）(注1)と細胞壁ペプチドグリカン（PG）(注2)と脂肪酸も含まれております。またそれらはTNF-α（腫瘍壊死因子-α）(注3)の活性を大きく増加させます。

(注1)リポテイコ酸(LTA)t：細胞壁の主要な成分の一つで「免疫力を高める力」物質。

(注2)ペプチドグリカン酸(PG)：多糖類とペプチドからなる高分子。細胞壁の浸透圧に対する耐久性を与え、細胞の形態、強度を保持させる役割がある物質。

(注3)TNF-a(腫瘍壊死因子) :腫瘍細胞を壊死させる効果を有する物質。

腸のベースキャンプで免疫細胞を活性化する方法

免疫細胞の活性化条件

バクテリアやウイルスなどの異物→小腸に入る→パイエル板（リンパ節集合体）のＭ細胞が異物と見做す→免疫システムを引き起こす→免疫力を向上させる（細菌やウイルスを腸内に入れる危険はありません）→免疫システムを刺激して多数の免疫細胞を産生する→血液を介して体内に入る→体内の癌細胞を浄化する。